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雪が谷の家


線形の二世帯住宅

建主からの希望は、まず、2世帯住宅とすることでした(その際、室内での行き来は出来なくても良いとの事でしたが、近くに住んでいると考えれば、お互いの家族のまとまりが出来るので、その方が良いかも知れません。二世帯住宅にはいろいろな考え方があって良いのだと思います)。

子世帯は夫婦と2人の子供の4人家族ですが、ここでは家族間のコミュニケーションを重視して欲しいとのこと。また、親世帯は夫婦2人ですが、ここでは、お客さんを呼べる広い和室と夫婦だけのプライベートな部分とに分けたいとの事でした。和室は、茶室としても正式なものとしたいとの希望がありました。

敷地は西側に前面道路をもち,北に向かって緩く下っています。周辺は東と北をそれぞれ9階と5階建てのマンションに囲まれ、南側は地盤が少しずつ高くなる上に木造2階建ての住宅が連なっています。西側は道路を隔てて東急池上線の線路とその土手に面しており、この鉄道施設が周辺の雰囲気をつくり出しています。


fig.01


いくつかの案を考えましたが、建て主との打ち合わせと事務所でのスタディを重ねた結果、主に1階の日照を重視して、北側に寄せた3階建ての細長い「線形案」を採用しました。



所在地 東京都大田区
主要用途 専用住宅(二世帯)
家族構成 両親+夫婦+子供2人
設計監理 荒木毅建築事務所
構造・構法 木造軸組構法
敷地面積 200m2(61坪)
規 模 209m2(63坪)
工事費 45,000,000
竣工年 98年7月



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