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梅ヶ丘の家


都市に住む工夫〜旗竿型の敷地〜


fig.01

配置図


敷地は、前面道路より13m程引っ込んだ位置にあり、周囲を2階建ての木造住宅などに囲まれています。

35坪の敷地の約1/3の面積が、前面道路との接続のためのアプローチとなっています。
アプローチは庭と駐車場を兼ねたスペースとして整備しました。

1階は、個室に充てられました。
子供室は、バルコニーの一部を利用したトップライトと、階段上部より落ちる光で、両側から採光され、周囲を囲まれた家の1階とは思えない明るさになっています。

2階は、一固まりの空間となっています。畳のスペースは臨時の宿泊客のためにロールブラインドや屏風で簡易的に仕切る事もできます。

ご主人の場所である「書斎コーナー」は、外部アプローチの軸線上にあり、窓から外を見ると道路に視線が抜け、後ろを振り返ると、吹き抜けを介して1階の子供室、2階のキッチンや居間などを見渡せる、この家の要の位置にあります。

fig.02

断面図


周囲を囲まれたこの家のプライバシーを保ちながら、居間(2階)や子供室(1階)に光を入れる工夫がこの図から分かります。

光は、階段上部のハイサイドライトと目隠しフィルターの付いたバルコニーより入ります。



所在地 東京都世田谷区
主要用途 専用住宅
家族構成 夫婦+子供3人 
設計監理 荒木毅建築事務所
構造・構法 木造軸組構法
敷地面積 119m2(36坪)
規 模 112m2(34坪)
工事費 23,000,000
竣工年 95年7月



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