南西外観
最寄り駅から歩いて来ると、こんな感じでt−cubeが見えてきます。
”t−cube”は「チューブのような立方体」すなわち、tubic cubeと言う和製造語です(cubic tubeでも良かったんですけど、ちょっとニュアンスが違うかなと思いまして)。
3階建ての建物の中は、スクエアな印象の内部空間にしようと思ったのですが、それと同時に1〜3階を上下する階段の四角い筒の形状も素直に現したいと考えたのです。居住する空間が四角い安定した立方体のような雰囲気だとすれば、それらの部屋を繋ぐ動線の空間も、筒のような(tubic)立方体(cube)になったら、”静止した立方体”と”動きのある立方体”によって空間につながりの感じられる家になると考えた訳です。
階段の屋根は、階段と同じ勾配ですから、CHシリーズの住宅のように、北勾配の屋根の場合には、南の太陽光線を奥に届ける効果があります。言葉では分かりにくいですが、上写真の西側外観(左側側面)を見て頂ければ、手前の勾配屋根は奥に行くに従って低くなり、階段の左奥(北側)に太陽光線を届ける事が出来る形だとお分かり頂けるでしょう。
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