2階へ
沿線の家は、柱や梁を「現し」とし、柱の外側に構造面材・断熱材を設置し、さらにその外側に外壁材と化粧のためのガルバリウム鋼板を貼りました。
力強い骨組みが、そのまま室内の空間を包みます。
間口が一軒半で、これは四畳半の部屋の一辺の長さと同じですが、四寸角(12cm角)の柱分、両側に幅がありますので、実際には少し広めになっています。
沿線の家で使われた構造材は、宮崎県産の飫肥杉で、柱や梁だけでなく、吹抜け上部の手摺などにも使われています。飫肥杉は赤味と白太の色の違いが少なく、モダンな空間にも合うと思われます。ご家族の様々な活動がこの内側で展開し、大らかに包み込む力強い空間がその生活を守っています。
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