板間(2階)
板間はひと固まりの空間です。作り付けの大きなダイニングテーブルを中心にした場と、地窓と置畳のある場で構成されていますが、硬い仕切りや壁は無く、曖昧な仕切り(引き込み戸や屏風)で区分する事ができる仕掛けになっています(写真では、ダイニングとキッチンの間のガラスの引込戸が引き出されています。この戸を壁に収めるともとのひと固まりの空間に戻ります)。
太陽が東から南、西と動くにつれて、各方向に開いている窓よりの光が、内部空間に差し込みます。
ダイニングテーブル上部、勾配をやや大きくした天井近くに開けられたハイサイドライトは北向きとされ、空を綺麗に眺めるための窓として作られました(太陽光線が逆光にならないので空がよく見えるのです)。 |