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CH6


fig.01


都市の住居において、プライバシーを守りながら、周囲にも開かれた家とする方法の一つにコートハウスがあります。
コートハウスはまた、光の取り入れにも有効だと考えました。

ch6では、中庭を中心とする守られた家族の生活の場(内部的ゾーン)と、周囲とのつながりを考えた2階デッキなどの場(外部的ゾーン)を作り、周囲の街への接し方に変化を持たせました。



fig.02


南北配置の住宅での、太陽光の取り入れを有利にする方法として次の事を考えました。

「南棟」は、北勾配とし軒を下げ、高窓より隣家に邪魔されることなく太陽光を取り入れる。
「北棟」は2層とし、「中庭」を介して十分に太陽光を取り入れる。
「階段」は南から北に上る直階段とし西方向からの太陽光の差し込みを邪魔しない。
「東棟」は平屋として、東方向から中庭への太陽光の射し込みを邪魔しない。


fig.03
←南                                     北→



また、内部への自然光の取り入れを、コートに開いた大きな窓と吹抜け上部の2カ所からとし、内部空間の充足を計りました。これはまた、空気の流れるルートともなっています。



fig.04



主要用途 専用住宅
設計監理 荒木毅建築事務所
構造・構法 木造軸組構造2階建て
敷地面積 172.15m2
建築面積 81.04m2
1階面積 80.73m2
2階面積 28.98m2
延床面積 109.72m2



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