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8坪はウス




土間に入る。
玄関引戸を開けて入ると5畳ほどの土間があり、ここから螺旋階段が2階に伸びています。3畳の大きさの吹抜けが1階と2階をつないでいます。何故、小さな家なのにこんなに大きな吹抜けが必要なのでしょうか。
最初のページを思い出して下さい。周囲の家がきっちりとこの家を取り囲んでしまい、南ウィングの2階ですら、南からの直射光を採入れるには工夫が要るほど、光が入り難い敷地なのです。
このため1階北側の居室にも直射光を採入れる工夫として吹抜けが設けられました(この写真では、左手奥の方から日が入ってますが、これは南側の建物と建物の隙間に狙いをつけて設けられたスリット窓よりの光なので、部屋を明るくするほどではありません)。

広い土間はいろいろと活用できます。8坪ハウスではお気に入りの自転車がここに置かれます。また、壁面には可動式の棚板が取り付けられ、見える収納として使われます。

手前左側は1階居室入口の引戸で、光の通る半透明のポリカーボネイト板が貼られています。吹抜けからの光はこの引戸を通過して居室の中にもさし込みます。ここは和室で、引戸を開けて土間と一体に使う事ができます。土間や和室は、御近所との交流の場として使われるかも知れません。



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